流行のリファラル採用とは?特徴を調べてメリットデメリットを紹介!
こんにちわ、身軽にブロガーのやっちゃん (@movablevie1)です。
従来のGoogleやFacebook、いまメルカリやピクスタ、果てはシリコンバレーのIT企業が注目し、取り組んでいると言う採用方法、「リファラル採用」について、書いていきます。まず率直に言いたいことは、「ただリファラル採用をしただけで日本の会社が変わるとは到底思えない」ということ。
リファラル採用とは
まずはリファラル採用とはなにかを説明していきますね。
referralは紹介、推薦の意。「リファラル採用」とは、社員やOB・OGの人脈の中から、自分の会社に適性が高いと感じられる人や、今の職場に必要な能力を持っている人を紹介・推薦してもらい、選考をする採用手法です。
このリファラル採用をグーグルで検索してみると・・・
フリマアプリのメルカリの採用や、
画像素材のピクスタの採用などでも用いられていることがわかりました。
でも「このリファラル採用って意味ってあるの?」って思いますよね。
どんなメリット、デメリットがあるんでしょうか?
リファラル採用のメリット
リファラル採用のメリットは大きくわけて3つあると思っています。
- 自社の社風にあった人材を獲得できる
- 大幅なコストをかけずにリクルーティングできる
- 雇用される側のミスマッチを防げる
これらは従来の「新卒を一括で採用して起こる問題」を解決している良いメリットだと思います。
では一方で、どのようなデメリットが考えられるでしょうか。
リファラル採用のデメリット
リファラル採用には以下のようなデメリットが存在すると思います。
- 似通った人ばかりが集まる
- 紹介者を気にして、不採用にできない
- そもそも人(雇用される側)が集まらない
リファラル採用とは、つまり社内の人間が、「自分の会社に合いそうな、必要な能力をもった人」を探すということ。
それは日本のほとんどの会社では縁故主義に基づいた一辺倒採用にしかならないのではないかと思うんですよね。
理由を説明しますね。
なぜリファラル採用で日本の会社は変わらないのか
縁故主義の改名に過ぎない
結局リファラル採用が有効に機能している会社って言うのは、企業文化が優れているところばかりだと思うんです。
企業文化が優れているというのは働き手が「働きたい、コミットしたい」と思わされているかどうかで。
そう思わせられない会社がいくら「多様な人材!優秀な人材!知り合いを紹介!」と叫んだところで、社内の人間は「うちには呼ぶのは可哀想だ」と思ってしまうでしょう。
また、一般職務に就いている人からの紹介であれば、公正に判断して、採用か不採用を決めることができると思います。
しかし、それが管理職、上役、OB/OGからの紹介となれば、いち人事部が公正な判断をできるとは思えません。というかそもそも人事部に判断などさせないでしょう。
リファラルに採用することで、社内摩擦や対応格差、そして妬みが生まれることは想像に難くありません。
必要な能力という一辺倒
またリファラル採用を行う際に「我が社にどんな人材が欲しいか」を人事部で話し合ったとしましょう。
「まず性格は〜」「事業は今後こういうことを〜」「この部署の売り上げが〜」などなど、と話し合いますよね。
そうするとリファラル採用は紹介制度である以上、門戸は狭く、ある程度の枠の中の人か採用されないことになります。
ぜんぜん違う畑から選んだ思っても見なかった人、を採用することって容易にできますか?
そうなると、思っても見ないようなものが生まれる可能性が低くなる気がしますし、結果、今までとあんまり変わらないよねってなっちゃう気がするんです。
感想と評価
とまあ、ここまでリファラル採用をこき下ろしたかのようになりましたが、決して悪くない方法、むしろ従来の新卒一括採用に比べれば、極めて良い方法だと思いますよ!
ただし、この採用方法が有効に機能するためには、まずは社内の雰囲気や企業文化を見直す必要があります。
この採用方法を取り入れただけで会社が変わった!なんてことはありえません。
きっとなあなあになって、採用方法自体がフェードアウトしていくでしょう。
注:あまり横文字(リファラル、シリコンバレーetc...)に惑わされないようにしてくださいね。