等身大ジャーナリズム

26歳、京都出身、滋賀在住です。

未来がない、将来が不安な現代の20代若者にプレゼントしたい本とは

今週のお題「プレゼントしたい本」

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落合信彦。はじめに言っておくと、おれは「この」人のことをほとんど知らない。

最近、紹介してもらって始めて読んだ本。

ただとても熱かった。自分が柵の中にいたような気がした。

だからみんなに広めたい、「柵の中のブタになるな」って。

この本を読んでほしい人

みんな読んでみたら良いと思う。

「感情論だ」「いいかげんだ」「ただのバカまっしぐらだ」なんて思って、手に取らない人はブタになる。

「おれは違う」と言いたいなら手に取る必要がある。

手に取って、批判すればいい。

著者も言ってた、「まずきちんとしたアンテナを持つ。そしてその受信活動は批判することから始める」って。

あなたはブタか狼か。

 

参考:狼たちへの伝言

日本という柵

日本を柵と表現している著者は、日本の大多数者の現状を憂いていた。

この本が書かれたのは1988年と、今から18年も昔。しかし、その頃の著者の見立てと今の日本は変わっていないと感じた。

 

政治、マスコミ、情報への意識、全てをぬるま湯と揶揄している、危機意識が強い人の意見はこんなにも刺激的に伝わるんだと思った。

ブタになるということ

男らしく真剣に生きろ、若者はとりあえずやれ。

これは時代錯誤なのかもしれない。けど素直にかっこいいと思った。

理由はなんとなく。強いて言うならジャーナリストとして世界の変革を見てきた人の意見だから。

くだらない感情論だけならこの本を読破する気はなかった。日本社会への不満をただ愚痴るだけならおれでもできるから。

著者は違った。真剣に憂いていた。危機感を持っていた。一人一人、ひいては日本国は国際社会から取り残されることを危惧して、警鐘をならしていた。

 

メディアにありがちな事実の歪曲、数字を意識した報道、それを国民が鵜呑みにしてしまう危険性。

結果、国民がどんどんブタになっていくことも実感させられた。

「面白い」がinteresting からexcitingに変わった

今までおれの行動原理は面白そうと思ったことをする= Interesting的なものだった。

それをexciting的に変えられた。

正直言ってその発想は無かった。funnyからinterestingに進化したと思っていたから。

あともさきも考えたくなくなった。自分が退屈な考え方に染まっていることに気づいたから。

「粗にして野だが卑ではない」、胸張って生きたいと思えた。

狭い視野

自分の視野の狭さを思い知った、というより思い出した気がした。

あー狭くなってるなーって。

最近の自分の心と体は乖離している感じがしたけど、少しは戻ってきそう。

狼がどんなものかはわからないけど、実力をつけたいと思った。