無視、陰口、投石、おれは中学2年生のとき「いじめ」にあった
こんにちわー!やっちです。
現在23歳。
いまでこそ、こんなに元気なぼくですが、
中学2年生のとき「いじめ」に遭いました。
周りからは無視され、陰口を叩かれ、挙げ句の果てには石を投げられ。
クラス、部活、塾、全部に「敵」がいました。
これは中学2年の夏から中学2年の終わりまでの話です。
「いじめ」の始まりは中学2年の夏
いじめが始まったのは中学2年の夏でした。
当時、陸上部に所属していたぼくはそれなりに充実した日々を送っていました。
しかし、ある日事件が起こったのです。
その事件とは「友人と部活の練習中に揉めた」こと。
友人は人望も厚く、走りの実力もあったため周囲からは慕われていました。
そしてその彼と揉めたぼくは一気に部活内、クラス内、塾内で、彼と彼の友達からいじめられることになりました。
部活内では練習相手がいない、塾内では遠い席に
揉めた友人とぼくは、クラスこそは違ったものの、部活と塾が同じでした。
部活ではストレッチや筋トレなどをペアで行います。
そんな中で、ぼくはペアとなる練習相手がだれもいませんでした。
揉めた友人だけではなく部活メンバーのほぼ全員が彼になびいていたのです。
ほんの数日前までは普通だったのに、です。
中には先生の指示で組まされる人はいましたが、もちろん「イヤイヤ」。
テキトーにさせられたことを覚えています。
また塾の中でも彼の影響はありました。
そのため、ぼくだけ教室の反対側の席に座りました。
教室内では陰口が聞こえてきたり、休憩時間はぼく以外のほぼ全員で外出したり。
ぼくは1人で携帯をいじることしかできませんでした。
ただ塾の中には1人だけ仲良くしてくれた友人がいました
投石事件
授業後のある夜、その唯一仲良くしてくれた友達と外で話をしていると、
「カーンっ」
「カーンっ」
と道路に何かが落ちる音がしました。
よく見るとそれは「石」
ぼくらは遠くから石を投げられたのです。
サイズはそこまで大きいものではありませんが、直径は5cmから8cmほどです。
また石が落ちた後は、投げたやつの笑い声が聞こえました。
その後、ぼくはその塾を辞めました。
またぼくが辞めた後の話を聞くと、その仲良くしてくれた友人も塾の中で嫌われてしまったそうです。
唯一、影響の少なかったクラスにいじめからの活路があった
いじめが始まって、3ヶ月ほど。
ぼくと揉めた、人望の厚かった友人の影響はクラス内にも及んでいました。
ただ、部活や塾と違い、クラスの中では直接的な仕打ちはありませんでした。
そしてぼくは、そのクラス内にいじめからの活路を見出すことができました。
いままでは部活の友人と仲良くしていたぼくですが、いじめにあって以来、話すこともありません。
なので、部活とはほとんど縁のない人たちに話しかけることにしたのです。
始めは金魚のフン状態、グループの最後尾をついていくだけです。
しかし、徐々にですがクラスの輪に入っていくことができました。
そして、最終的にはクラス内に居場所ができたのです。
そうなると立場が逆転しました。
あくまでクラスの中だけですが、いじめの主犯に当たる「部活メンバー」がクラス内で疎外されていったのです。
それ以来、部活内での仕打ちも落ち着きました。
「悪い状態から何も無かった状態に戻った」という感じです。
終わりに「何も無かった状態に戻るという恐怖」
ぼくのいじめの話は以上です。
これは中学2年の夏から中学2年の終わりまでの話です。
その後、中学3年になったらどうなったのか。
そこからは周囲は何事も無かったかのように元に戻ります。
揉めた友人とは相変わらず険悪な状態が続きましたが、その周囲の連中や部活メンバーとは、放課後に一緒に帰るほどです。
当時のぼくは「いじめ」に遭っていたことを親や先生には言っていません。
塾を辞める時は、親には「めんどくさいから」と言いました。
先生に聞かれた時は「彼がおれのことを嫌っているだけ」と言いました。
周囲の対応が元に戻った瞬間はとてもホッとしたのを覚えています。
そうなると、もう親にも先生にも蒸し返されたくありません。
いま思うと恐怖すら感じますが、当時はどうしたらいいのかわからず、それで頭がいっぱいでした。
そしてもし同じようにいじめに遭っている人がいたら伝えたいです。
「その場から逃げろ」と。
いじめの対処法は「逃げる」ことです。
違う場所で、違う人間関係を作ることが一番良いんです。
ぼくは部活でいじめられた、だからクラスに逃げました。
塾でいじめられた、だから辞めました。
そしたらいじめが消えていきました。
全員が全員、敵というわけではないです。
部活もクラスもダメなら、さらに他のところへ逃げましょう。
一刻も早くです。
これはぼくの体験から得たものです。