定年制廃止、働き方改革、少子高齢化の日本で老人ホームにパチンコ台
ぼくはパチンコは嫌いじゃないですよ。
でもめっきり行かなくなりました。
娯楽だけど浪費であることには間違いないんです。
こんにちわ、身軽にブログ書いてます、好きな台は「リング」のやっち(@movablevie1) )です。
聞いた話によると、老人ホームにパチンコ台を贈呈してしまったようですね。
ますます老人ホームから老人が出なくなりますが、それでいいんでしょうか?
老人ホームにパチンコ台
ソースはこの記事。
内容は、
- 鳥栖遊技場組合が佐賀県みやき町の養護老人ホームにパチンコ台5基を贈呈
- 無料で楽しめると連日入居者が列を作っている。
- 入居者の女性(80)は「パチンコは入居する前まで遊んでいた。約10年ぶりで楽しいし、頭の体操になる」
- 園長は「自分の部屋に閉じこもっていた人が積極的に出てきている。良い気晴らしになっているようだ」と効果を実感。
・・・これってヤバくないですか?ww
世の中は少子高齢化で定年制廃止の流れ
ぼくは以前こんな記事を書きました。
定年制がなくなるというインベスターZの作者、三田紀房さんのインタビュー記事を引用したものです。
それによると
だって「そういう政策にしよう」って、自民党と財界がいろいろ話し合いをしてるわけだから。
引用:「儲けたいと思わないかぎり、一生儲からない」『インベスターZ』三田紀房氏に聞くお金のこと<最終回>|インベスターZと学ぶ 16歳のお金の授業|ダイヤモンド・オンライン
こういう状況です。
しかも
2013年に高齢者雇用安定法の改正があって
- 定年年齢の引き上げ
- 継続雇用制度の導入
- 定年制廃止
のどれかを会社はすでに義務付けられている
実際に、法律や政治の社会で、高齢者に活躍してもらう流れになってきているんです。
そこに
「老人ホームにパチンコ台」
「本人が楽しんでいる」
「積極的に外に出てきていると効果を実感」
って、時代に逆行しすぎじゃないですか?笑
老人ホームにパチンコ台を置くことのデメリット
ぼくはこの「老人ホームパチンコ台」という試みには以下のようなデメリットが発生すると考えています。
- 高齢者が老人ホームに引きこもる
- 介護保険費引き上げなどへの反発の火種になる
老人ホームは介護の負担軽減と交流を目的にしているはずです。
老人にパチンコを打たせておけば、施設側としても介護の手間がかからずラクですよね。
ただし、交流の機会は失われます。
パチンコ台と交流させてどうするんですか?って話です。
ただでさえ高齢者だけの空間なのに、もっと閉鎖的になりますよ。
そして、今度介護保険料の引き上げが行われますよね。
更に年金生活の人も、現役世代並みの収入がある人は介護保険サービスの自己負担割合が3割に増加になりますよね。
なのに、老人ホームに通う人はパチンコを打ってるなんて聞いたら、お金を払っている人は普通に怒りますよね。
今回の試みを行った施設は「養護老人ホーム」ですので、介護保険制度の対象にはならないかもしれませんが、世論が許すかどうかは別です。
しかも養護老人ホームということは
「生活保護を受けている、または低所得などの原因によって自宅で生活ができないなど、経済的な理由を持つ方が入所対象」
で「入居者の自立支援が目的」のはず。
(参考:養護老人ホームとは|みんなの介護)
低所得で自立させなきゃいけない人にパチンコ台を配ったら、自分で立つことを辞める気がしますけどね。
感想とまとめ
老人ホームにパチンコ台はヤバいと思いますけどね。
いくら入居者が打ちたいと言っても、そこはご自身で行ってくださいって部分だと思います。
しかも経済的困窮者ということは年金ももらえず何らかの保護制度か子どもからの仕送りで生きていると予想できますので、老人って良いですね。
趣味で生きていられる。
好きなことで生きていけるんですね。
・・・働けや。
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