等身大ジャーナリズム

26歳、京都出身、滋賀在住です。

大阪ノークラブデーは学校教員や先生の長時間労働削減に効果ある?

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ノークラブデー。

中学高校時代の一番の思い出は部活動だったりするのにな。

教員や先生の長時間労働を軽減したいのなら他のところに気を配るべきだと思うけど。

こんにちわ、身軽にブログ書いてます、将来は塾を開業したいやっち(@movablevie1)いです。

今日は大阪の「ノークラブデー方針」について評価したいと思います。

大阪でノークラブデー…部活の自粛、週1日以上

こちらがそのニュース。

www.yomiuri.co.jp

内容は

  1. 大阪府教育庁は全日制などの府立学校で来年度から教職員の午後7時以降の居残りを禁止する「一斉退庁日」部活動を自粛する「ノークラブデー」を週に1日以上設ける方針を発表。
  2. 各校に実施状況の報告を求め、守られていない学校には指導するなど徹底した内容
  3. 2015年度の教職員1人当たりの平均時間外在校時間は月29・2時間居残りの理由は「部活動」が過半数を占めるという。
  4. 教育長は「部活での居残りを負担と思わない教職員も多いが、この機会に働き方を考えるきっかけにしてほしい」としている。

とのことです。

果たしてこれで、教員や先生の長時間労働の軽減につながるんでしょうか?

ぼくは根本的な解決にはならないと思います。それどころか、意味が無い、そして不満が増えそうな気もします。

その理由を書いてみました。

ノークラブデー方針は先生長時間労働問題の根本的な解決にはならない、てか意味ないと思う3つの理由

1.実施状況の報告が新たな負担になりかねない

まずこの記事の内容から思うに、
実施状況の報告が教員や先生の新たな負担になる可能性があると思います。

聞いた話によると、学校ってとてもアナログな場所らしく、パソコンの持ち込みができない場合があるそうなんです。

そして学校にあるパソコンも型が古く、役に立たず、結局手書きの方がラクなんだとか。

それを踏まえると、この実施状況の報告もさぞめんどくさい紙にアンケートみたいなものを配布して書いてもらうんじゃないかと思います。

もしくは電子版でも記入項目がやたら多いとかね。

それはおかみが机上で決めるとそうなりますよ、どこの組織でも。

「あれも必要」「これも確認しないと」「こんなのもあれば便利だね」とかで、項目数はどんどん増えていくので、現場からしたらなんの意味があるんだよってなりかねない。

まあそこはうえの人がしっかりしてれば起きない問題なんですけどね。

2.時間外在校時間の理由の大半が部活動なのは当たり前

次に「時間外在校時間の理由の大半が部活動」なのは当たり前ですよね。

授業準備や採点は家に持ち帰ってもできますから。

「部活動は学校でしかできない」「準備や採点は家でもできる」「両方やらなきゃいけない」

それなら在校時間に行うのは、部活動指導ですよね、当たり前。

それにこの方針が始まったとして、教員や先生を早く帰らせたとしても、在宅ワークが増えることは目に見えてます。

業務の量は変わっていないんですから、家でやるしかないのでそれも当たり前

そして、部活動は生徒の授業が終わった後にやるんですから、5時から部活指導をすることも当たり前でしょう。

朝は朝礼とかで8時に出勤して、8時半から授業をやって、途中に休憩を挟んだとしても一般的な定時勤務の8時間を加えれば17時。

それから部活動の指導を行うんだから、ほぼ必然的に時間外ですよね。

3.部活居残りを負担と思わない教職員も多いならこの方針の意味が無い

最後に、

「部活動指導による居残りを負担と思わない教職員が多い」

って言ってますけど、それならこの方針の意味ないでしょ。ww

負担を減らすことが目的なのに、負担じゃないものを減らしてどうするんですか?ww

それなら業務の効率化を進めた方が良いと思います。

もしくは教職員の数を増やす努力をするか、部活動などは外部のコーチをいれるなど、学業と部活動の両方に十分な環境を整えた方が良いと思います。

結局、必要なモノが足りてなくて、不必要なコトが多いんだろうなと思います。

感想とまとめ

正直、先生になりたいって言う人の多くは「部活動の指導をしたい」って言うと思いますよ。
あとは「子どもが好き」「教えるのが好き」とか。

それ以外で先生になっている人は「手に職」「公務員だから」ってのも多いと思いますが。

ノークラブデーによって「部活動の指導をしたい」「子どもが好き」「教えるのが好き」って言う人のやる気を削ぐ可能性は考えられないですかね?

そういう懸念もあるので、ノークラブデー方針は長時間労働軽減のためにはあんまり意味が無い、そしてそういう副作用の懸念もあると、ぼくは思います。

 

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