等身大ジャーナリズム

26歳、京都出身、滋賀在住です。

アパレルの押し売りは信用できないのに保険屋は信用できるの?

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ふと思った。

アパレル、服を買いに行ったら店員さんと顔を合わせることになると思うけど、

 

それが嫌いという人は多いよね。

 

「いらっしゃいませぇ〜」

「どんなものをお探しでしょうかぁ〜?」

「おきゃくさまぁぁ」

「こちら、お似合いデスゥ」

「あっ雰囲気とか変えてみましょうかぁぁぁ?」

「こちらとこちら、こちらなんかもお似合いデスねぇ」

「デスねぇ〜」

「デス」

「デス、デス、デス、DEATH…」

 

「(ああ)」

「(ウザい)」

 

と。

まあ服屋は服を売るのが仕事だから、お店に来たお客さんを捕まえて、買って行ってもらわなきゃ商売にはならない。

 

そのために軽妙なトークを繰り広げ、相手の情報を引き出し、ウィークポイントをつきながら

 

「お似合いdeathゥゥゥぅぅ〜」

 

を懐刀まで持っていく。

そうして財布の紐を一刀両断するわけだ。

 

それに店員さんにはノルマがある(経験談)ので、シフトの時間内で客が来たら

 

「ノルマァァァァ!!!」

「てんちょぉーーーー!!!」

「今月は8万円ねぇーー!!!!」

「承知しましたぁぁぁあ!」

「8万円がキタァァァァァ」

と店員さんの目に力が入る理由もわかるものだ。

 

ただ。

そんなアパレルの押し売りは、多くの人が断るのだ。

なんだかんだ商品を並べられようとも、

「考えてきますぅぅ」

と断る人は少なくないはずだ。

(なかには断れない人もいるが)

 

ここでわいは一つ考えた。

商売、

軽妙なトーク、

ノルマ…

 

「はっ!保険屋だ」

 

そう保険屋さんと相対した場合だとどうだろう?

 

アパレルの場合は

 

敵(アパレル)vs わたし

 

となっていた。

捕まるか、逃げ切るか、

売られるか、断れるかの、さながら鬼合戦だ。

 

しかし、保険屋の場合はどうだろう。

 

敵(将来の不安)vs わたしと保険屋

 

なぜか、保険屋は わたしサイドにいるのだ。

鬼と子の関係ではなく、共に鬼から逃げるサルイヌキジだというのだ。

 

不可解な点は他にも。

アパレルの場合は 鬼の軽妙なトーク により、こちらの懐刀(お財布事情)を引き出されてしまう。

つまり隠しておきたいもののはずだ。

 

しかし、保険屋の場合は

 

「資産はどれくらいお持ちですか?」

 

とストレートど真ん中直球を投げ込まれて

 

「定期に500万…」

 

と素直に跳ね返してしまうのだ。

これほどラクな守備はないだろう、定位置に凡打してくれるのだからなぁ、保険屋ナインよ。

 

つい最近も、カフェの隣の席で綺麗なスーツのお姉さんと中年男性が話し込んでいた。

綺麗なスーツのお姉さんは、中年男性に気を遣いながら

 

「何飲まれます?」

「ああ…じゃあアイスを」

「すいませーん!アイスコーヒーを2つ」

 

とオーダーし、

いそいそと用紙を取り出し、

薄くカラフリーな資産ポートフォリオ表を1番上に広げて、

 

「定期に…いくらいくら」

 

と中年男性は話し始めていた。

 

中年男性は綺麗なお姉さんだから全てを話したのだろうか?

いや違う。

こんなことはどこの家庭でも起こっている。

主婦だって例外はないはず。

 

なぜだ!?

なぜアパレルは信用できないのに保険屋は信用できるというのだ!?

 

「保険屋さんに聞いてみようか」

「保険屋に相談してみよう」

 

…待て待て待て。

保険屋だって、商売だ。

そこはアパレルと同じなのだ。

 

「服に悩むなぁ」

「アパレルで相談してみよう」

 

そんな客が来たらアパレル側はどうだ?

 

「カモがネギ背負ってきたでぇ🦆」

「ノルマはうちのショップの全身コーデで達成やなぁ しめしめ」

 

となるだろ!?

保険屋も同じだ!

 

保険屋だって、取り扱い商品がある。

こういうのがありますよ!というのは保険全てを見て言っているわけではない。

 

あくまで取り扱い商品の中の一部なのだ。

そして、その中でも利益率の良いものを優先している場合だってあるのだ。

 

アパレルではわかるのに、保険屋ではわからない。

アパレルは信用できないのに、保険屋は信用できる。

 

まずは自分の頭で考えてみるべきだとわいは思う。

そしてわからないことはググれ。

それでもわからないことは本を読め。

その上で保険屋の言ってることがウソかホントか見極めろ、と思う。

 

アパレルは、いつも訓練している。

服を選ぶということは実生活を通して行なっているし、テレビや街中で服装を見ることは当たり前のようにあるからだ。

 

しかし、保険は目にすることが少ない。

だから自分で情報を得なければ カモネギ になる。

自分で考える癖をつけよう。

 

なぜだろう?と。

 

…以上!