等身大ジャーナリズム

26歳、京都出身、滋賀在住です。

費用と感想!西アフリカのセネガルで3ヶ月のフランス語留学してみた!

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(セネガル中学生女子に囲まれるやっち)

 

こんにちわ、やっちです。

ぼくはつい先日まで、西アフリカのセネガルという国にいました。

そこではフランス語の学習しながら過ごしていました。

 

「フランス語の学習? アフリカのセネガルで?」

 

なんて声が聞こえてくるかもしれません。

しかし、ぶっちゃけるとかなり良かったです。

そして、フランスではきっとできないような経験もたくさんできました。

 

というわけで、今日は「セネガルでのフランス語留学」について書いてみたいと思います。

(セネガルについて詳しく知りたい方は過去記事をいくつかピックアップしておきますので、それを読んでみてください)

 

 

セネガル移住情報!治安、食費物価、観光、宿泊と航空券費用のまとめ 

西アフリカのセネガルで1ヶ月生活してわかった日本人が知らない10の現状

バイトで月収10万円稼ぐ日本人が気付かない”年収”10万円の世界のこと

 

 

 

3ヶ月でフランス語パワーは確実に伸びた

 f:id:yacchi10034:20170708211318j:image(そこそこ喋れるようになってきた頃に調子に乗っているやっち)

 

まずはぼくの「もともとのフランス語パワー」についてです。

ぼくは学生時代、大学の第二外国語でフランス語を履修していました。

しかし、それは4年以上前の話で単語や文法などはすでに吹き飛んでいました。

その状態でセネガルにやってきました。

 

着いた当初に発した言葉は

「Bonjour ! !」(こんにちわ)

「Je suis Japonais」(私は日本人です)

「C'est bon」(美味しいね!)

だけ・・・。

 

リスニングに関しても「映画:最強のふたり」をフランス語版で何度も見ましたが、さっぱりわかりません。

唯一、分かったのは

「C'est bien !(いいね!)」

だけ・・・。

 

「ムリや・・・、誰がこんな早口な言葉を聞き取れるんやろ。リエゾン(単語の語尾と次の文字がくっついて発音されること)とかいらんやん・・・」と悲しみ、

「ムリや!誰がこんな早口な言葉を聞き取れるねん! リエゾン(単語の語尾と次の文字がくっついて発音されること)がマジでいらんわっ!」とイライラしていました。

 

そんな状態で3ヶ月、セネガルでフランス語留学をした結果ですが、

現時点で、ぼくは「映画:最強のふたり」をフランス語音声で半分くらいならわかります。

また簡単な会話の動画なら字幕無しでもだいたいわかります。

そしてセネガルのあとに立ち寄ったモロッコでは、店員との会話やタクシーへの指示など、観光で困らずむしろ会話を楽しめるほどのフランス語発話能力を手に入れることができました。

街行く人に「お前、日本人なのにフランス語が喋れるのか!?」と驚かれる始末です。

 

こんなに変化が生まれるとは思ってもいませんでした。

 

セネガルではひたすらフランス語漬けに挑戦した

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(フランス語マンツーマンレッスンの家庭教師 同い年)

 

ではセネガルでどんなフランス語学習をしたのかを紹介します。

ぼくがしたことは大きく分けて3つ。

1.セネガル人家庭教師のマンツーマンレッスン

2.地元大学の外国人向けフランス語講座

3.youtubeとオンライン辞書で自習

です。

 

まず、セネガル人家庭教師について説明すると、

最初は1週間に4回、2時間のマンツーマンレッスン。

2ヶ月目以降は1週間に2回、2時間のマンツーマンレッスンです。

 

またマンツーマンレッスンとは別に、

1週間に3回、2時間の「外国人向けフランス語講座」を現地の大学にて受講しました。

 

この2つは曜日や時間を調整して両立させました。

ヒドい時には

9:00 起床

9:30〜13:30 マンツーマンレッスンの課題(ノート7ページ分の日記をフランス語で書く)

14:00〜16:00 マンツーマンレッスン  

17:00〜19:00 大学の外国人向けフラ語講座

20:30〜 マンツーマンレッスンの課題(〃)

26:00 就寝

 

こんなかんじです。

まさに詰め込みです。

そして時間がある日は外に出掛けて街の人と話したり、部屋でひたすらyoutubeを見て分からない単語を調べたりして過ごしていました。

 

その結果がいまのぼくのフランス語能力につながっています。

 

セネガルはフランス語留学として良いところなの? 

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セネガルはフランス語留学に向いているのか・・・

正直、フランスには負けると思います。

しかし、格安英語留学でフィリピンが選ばれるように、格安フランス語留学としてセネガルが選ばれる日は来るんじゃないかと思っています。

 

セネガルは治安も良かったです。

夜中にぶらぶらしてても「Hey Chinois!Ca va?(へい!中国人!元気か?)」と挨拶をされるくらいです(中国人ではありませんが・・・)。

クラブにも行きましたが、ヨーロッパ系の外国人がたくさんいたり、警備員がいたりと安心できました。

 

セネガルはご飯も美味しいです。

一般家庭料理の煮込み魚ご飯、チェブジェン

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タマネギソースをご飯にかける、ヤッサ f:id:yacchi10034:20170708211644j:image

など、米食が主体で日本人好みかと思います。

 

セネガル人はお喋りで、色々なことを教え合いました。

日常会話はウォロフ語がメインの国なのでフランス語がカタコトの人もいましたが、むしろ相手が流暢じゃないので、こっちも間違いを気にせず話しやすかったです。

 

アフリカという先入観から「危険」「貧困」「汚い」みたいなイメージはあるかもしれませんが、ぼくは気になることはありませんでした。

 

セネガル留学にかかった費用はどれくらい?

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(セネガルのSIMカードブランド TIGO)

 

最後に今回の渡航でかかった費用をお伝えします。

3ヶ月のセネガルフランス語留学は合計で、64万円ほどです。

内訳は

滞在費(個人レッスン代含む):26万円

航空券:15万円

予防接種:10万円

海外旅行保険:5万円

その他(食費・携帯・移動):8万円

 

食費はレストランで外食した場合、一食100円から250円が相場になります。

先に紹介したチェブジェンとヤッサは200円で食べていました。

より現地に近いレストランで食べるとそれぞれ100円ほどで大丈夫です。

 

携帯は現地のTIGOというSIMカードを利用しました。

一ヶ月2000円の契約で、電話し放題+モバイルインターネット3GBです。

 

フィリピンやフランスと違って、少し費用がかかるのは航空券代と予防接種代になるかと思います。

フィリピンは距離も近く、予防接種もそこまで必要ではありません。

フランスは予防接種は不要ですし、航空券も安く出ているでしょう。

しかし、フランス語圏であるという点、治安や食事の面、物価の面で考えるとセネガルでのフランス語留学は充分アリだと思います。

 

感想 使える言語が増えると世界が広がる

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日本には英語を話せる人がどれくらいいるんでしょうか。

また、フランス語が話せる人はどれくらいいるんでしょうか。

そして、その両方を話せる人は本当にどれくらいいるんでしょうか。

 

正直、英語だけでも海外では生きていけます。

むしろ言語なんて無くても海外旅行には行けます。

でも、使える言語が増えることで世界が広がります。

3ヶ月のアフリカ滞在はとても良い経験になりました。

まだまだ充分に喋れなくても、日本人がぜんぜん知らない世界を見ることができました。

 

アフリカの国と言えば「モロッコ」「南アフリカ」「ケニア」のような国々が浮かぶかもしれません。

そこに行く日本人はたくさんいるかもしれません。

しかしその中に「セネガル」という選択肢があっても良いと思います。

 

ぼくは

「フランス語を勉強したい!」

「アフリカをこの目で見てみたい!」

「セネガルって良い所らしい・・・よし!行ってみよう!」

というわけでセネガル行きを決めました。

みなさんもそんな感じで行っちゃってみてくださいっ。

ぼくはぜひともオススメしたい国です。