会社を辞めて常識を学ぶ機会を得た国民健康保険の仕組みまとめ!
健康保険、みなさん加入していますよね。
日本は皆保険制度ですので、必然的に加入しているはずです。
そして会社を辞めたあなた!
健康保険への加入は必須ですので、その手続きを行わないといけませんよね。
しかしみなさんは「健康保険のこと」をちゃんとを理解していますか?
言われるがまま、とりあえずなすがままにしていませんか?
今日は、退職して、手前の頭で考えて、やっと理解した健康保険について書きたいと思います。
*注 これは筆者の経験を体系化したものです。むかし、全然意味が分からなかった経験から、あくまでわかりやすく説明したいと思い書きました。細部に異なる点はあると思いますが、それをご承知の上、参考程度にご覧頂ければと思います。
健康保険の種類
よく聞く健康保険には
- 国民健康保険(自分で加入する)
- 社会保険(会社が作ってくれる)
- 親の社会保険の扶養(親の会社によって作成された健康保険の傘下)
の三種類がありますよね。これらはそれぞれ対象となる人が違います。
今回は「分かりやすく説明すること」に重点を置くので、対象を
- 学生、未成年、実家暮らしの人
- 会社に勤めているもしくは働いている人
- 会社を辞めた(退職した)人
の3つにわけて説明したいと思います。
学生や未成年、実家暮らしの人
まずは学生や、未成年、実家暮らしの人は主に2種類の健康保険のどちらかに当てはまります。
それは
- 国民健康保険
- 親の社会保険の扶養(親の会社によって作成された健康保険の傘下)
の2つです
国民健康保険は自営業の方、もしくは勤め先で社会保険に加入していない人が入ることになります。
支払う保険料は「自分と家族の稼ぎ(世帯収入)」によって変わります。
家族(同じ世帯内の国民健康保険の人)がいなければ「自分の稼ぎ」によるということですね。
一方の親の社会保険の扶養(親の会社によって作成された健康保険の傘下)に入るかどうかは親と話し合って決めることができます。
そして支払う保険料は学生、未成年、実家暮らしの本人さんがなにをしようと変わりません。
親の収入が増えれば支払う保険料は増えますし、親の収入が減れば支払う保険料は減ります。
ちなみにその保険料の半分は親の給料から支払われていて、もう半分は会社が払ってくれています。
ただし、注意しなければいけないのが、その傘下に入っていられるのは年収130万円未満の人だけです。
日本は国民皆保険制度ですので、学生さんや未成年さん、実家暮らしの人が「たくさん稼いでしまった場合、親の傘下から外れて、自分で国民健康保険に加入する必要がある」ということになります。
また保険料が払えない場合は医療費の負担減も受けられなくなるので、やんちゃなことはしないでくださいね。
会社に勤めていたり、働いている人
会社に勤めていたり、いま働いている人が当てはまる健康保険も主に2種類あります。
それは
- 国民健康保険(自分で加入する)
- 社会保険(会社が作ってくれる)
の2つです。
国民健康保険に加入している人で働いている場合は自営業、もしくは勤め先で社会保険に加入させてもらってないかのどちらかです。
支払う保険料は、自分が稼いだ前年の所得(前の年に稼いだお金の合計)に応じて変化します。
一方で社会保険は会社が作ってくれる健康保険です。
ただ会社と言っても法人と個人事業所でまた適用範囲が違うのですが、
基本的に5人以上従業員がいれば、その会社で働いている人全員に社会保険の適用がなされます。(そういう義務のはず)
保険料は、その会社のある都道府県の保険料率と自分の給料によって変わります。
そして半分を会社が負担し、のこり半分を自分の給料から支払う(天引き)ということになります。
会社を辞めた(退職した)人
最後に会社を辞めた(退職した人)に当てはまる健康保険は3つあります。
それは
- 国民健康保険(自分で加入する)
- 社会保険(会社が作ってくれる)
- 親の社会保険の扶養(親の会社によって作成された健康保険の傘下)
全てです。この中から自分で選べるということですね。
退職した人が一番に思いつくのは国民健康保険への加入ですね。
これは自分で加入する健康保険です。
自分が稼いだ前年の所得(前の年に稼いだお金の合計)に応じて変化します。
次に社会保険です。会社を辞めた人が社会保険?となるかもしれませんが、
会社を辞めて、すぐに届けを出せばその健康保険を継続することができます。
それを任意継続と呼びます。
継続したい場合は辞める際に、会社の人に聞きましょう。
支払う保険料は、働いていた時に支払っていた(天引き)されていた額の倍です。
働いていた時は会社が半分負担していたのを、自分で全額負担することになるというイメージですね。
これは継続期限の2年間は変わりません。
そして、親の社会保険の扶養(親の会社によって作成された健康保険の傘下)です。
これは親の元に戻るというイメージですね。親が許してくれれば戻ることができます。
支払う保険料は親は今までと変わりませんし、本人が負担するものもありません。
ただし、転職したらそこから社会保険に変わりますし、たくさん稼いだ(年間130万円)ら親の元から離れなければなりません。
以上が健康保険の説明でした。
もし、「ここが間違っているよー!」とか「ここ変だよー」っていうのがあったら教えてください!
勉強します!
*注 再度お伝えしておきますが、これは筆者の経験を体系化したものです。むかし、全然意味が分からなかった経験から、あくまでわかりやすく説明したいと思い書きました。細部に異なる点はあると思いますが、それをご承知の上、参考程度にご覧頂ければと思います。責任は負えませんのでご承知ください。