等身大ジャーナリズム

26歳、京都出身、滋賀在住です。

道行く知らない人に挨拶をする習慣が身に付きそうだ

 

セネガルに来て2日が経った。

まだフランス語を話すことなどできない。

 

というより、聞けない。

相手の言っていることがぜんぜんわからない。

わからないことは「わからない」というようにしているけど、コミュニケーションに対するストレスが溜まってしまう。

我ながら悔しい。

 

ただ面白い発見があった。

 

 

ぼくはしばらくは宿に引きこもってひたすらフランス語を勉強していようと思っていた。

その理由は外出すれば、お金を使うから。

 

このあとの旅程を考えると、可能な限り使うお金を抑えたい。

そのためには外出する時は効率的に動きたい。

効率的に動くためにはコミュニケーションのスムーズさが大切になる。

コミュニケーションをスムーズに行うためにもある程度のフランス語(とウォロフ語)を知っておきたかった。

 

 

でもそんな必要はなかった。

積極的に引きこもる必要なんてなかった。

 

なぜなら、ただの散歩でも人と話すことができるから。

 

散歩はタダだ。

 

しかも話してくれる。

ぼくが

「ごめん〜、ぜんぜんわからない〜・・・」

と言ったとしても、あの手この手で教えてくれる。

 

路上レッスンとはよく言ったものだが、じつにありがたいことだと思う。

 

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ちょうど、今日は宿の近くをぶらぶらした。

さぼっているタクシーのおじちゃんに挨拶した。

するとこんなことになった。

 

ぼく「サバ?」

おじ「サバビアン、vous etes%$&$$%&&%$##$%%&&$”」

ぼく「!?!?」

 

なんとか聞き取った言葉は

「へーい、なにしてんだー?どこにいくんだ?タクシー乗るか?」

だった。

 

なんだ。客引きか。

 

「違うよ、散歩してるだけ」

とぼくは答えた。

 

するとおじちゃんは

「そうかー、じゃあ喋ろうぜっ!」的なことを言った。

ただの客引きではなかった。

サボってる客引きだった。

 

というわけで、喋った。

挨拶を教わった。

 

おじ「アッサラームマレコム」

ぼく「アッサラームマレコム?」

おじ「ウイ、マレコムサラーム」

ぼく「マレコムサラーム?」

おじ「アッサラームマレコムっ」

ぼく「・・・マレコムサラームっ!」

 

ぼくおじ「イエーイ (#´▽`)人(´▽`#)ノ(ハイタッチ)」

 

おじ「サバ?」

ぼく「サバサバ、サバ?」

おじ「サバビアン」

 

ぼくおじ「イエーイ (#´▽`)人(´▽`#)ノ(ハイタッチ)」

 

 

そしてこのおじちゃんに別れを告げて、ぼくは散歩を続けた。

散歩の道中で、みんな挨拶をしてくれる。

ぼくが挨拶をすれば、笑顔で返事をしてくれる。

 

こんな調子でセネガルの日々が過ぎていく。 

このまま日本に帰ったら、その辺のサラリーマンにも挨拶をしてしまうかもしれない。

 

「アッサラームマレコム!」

 

「(゜Д゜) ハア??」

 

・・・気をつけないと。